昨日は、府中の東京農工大学で猫の心筋症の診断と治療 というセミナーを受講してまいりました。
心臓は心筋という筋肉でできていて 心筋の収縮で血液を全身に送っていますが、心筋症は、その心筋の異常により心臓の機能異常を引き起こします。肥大型、拡張型、拘束型などに分類されますが なかなか その診断は 難しいです。症状を示すもの、ほとんど症状を示さず 高齢になってから ほかの検査のついでにこの心筋症が見つかるもの、など 様々なようです。エコー検査の発達で 心筋症の診断は あきらかに進みました。
心筋症は、猫に限らず 人や犬にもあります。このセミナーを受けて思い出した事がありました。それは 私の知人でお子さんが 頻繁に具合が悪くなり医者にかかっていました、どこに行っても解決せず 地元近くの大学病院へ そこでも 異常はありませんとのこと、何度か精密検査をしていただいたそうですが 異常なしの診断、でも明らかに 元気がないそうです。それで思い切って 他の大学病院を受診してみたら 心筋症の診断でした。しかも なんでこんなに悪化するまで放置したんですか とお叱りを受けたそうです。病院によって 循環器の強い病院や ほかの分野が強い病院があると思いますが 心筋症の診断が難しいことは 間違いなさそうです、
治療についても 学んできました 先生は、これは あくまで 私の治療法です と断っておられました。まだまだ これが ゴールドスタンダードの治療法というものが なさそうでしたが 私は このセミナーの先生の治療法を支持したいと思います。